文殊山が泣いていた
10月29日 日曜日 雨
台風22号の影響で朝から一日中雨でした。
最近、家庭の都合で外出は控えていましたが、今日から少しずつ解禁となりました。
10月26日の福井新聞に先日の超大型台風21号によって「文殊山のお堂が半壊状態」であることを知り、
雨の中、傘をさして確認してきました。
さすがにこの大雨で登山者は一人もいません。
駐車場15:00出発(二上コース途中Hコースにて)
二上コース登山口駐車場には大きなイチョウの木が何本もありますが、1本根元から折れていました。
イチョウの葉っぱの色づきはまだまだです。
登り始めてすぐ登山道は川になっていました。(今日は傘さし、長靴にて登山)
紅葉前の木々のミドリ色の葉がたくさん落ちています。
小文殊到着 一面落ち葉で埋め尽くされています。
小文殊から先に進むと、途端に何本も大きな杉の木が折れています。
ざっと数えて15本は折れていました。
角原登山道分岐点近くの杉は根元から引き抜かれて倒れていました。
展望台横のお地蔵さんもごらんの通り 雨避けの屋根が倒れています。
大文殊到着 お堂が半壊です。修復に多くの時間が必要とすぐにわかるレベルです。
南側の屋根に大きな穴が。
落ちた瓦や装飾品は片付けられていますが、見るも無残な姿です。
南側から見たお堂です。屋根に大きな穴が開いています。
山頂からの眺めは雨雲にさえぎられ霞んでいます。
下山はHコースではなく通常コース
夕方でもあり、薄暗い雲の中を歩きます。
途中の登山道が崩落していて危険です。
滝はいつもの水量の数十倍でした。
惨状を目にして不謹慎ですが、雨の日の山のこのような景色は好きです。
16:50下山
いつも慣れ親しんでいる大好きな文殊山の惨状をみてショックです。
開山1300年の節目でもあり、辛いです。
山全体が静まり返って雨音のみ聞こえ、まるで文殊山が泣いているように思えました。
山の復興ボランティアの募集があったら休日に協力しようと強く思いました。
がんばれー 文殊山!