思い出の北アルプス登山 その6(2008年8月 槍ガ岳)
今回は12年前の夏、憧れの「槍ガ岳(3,180m)」登山を振り返ります。
2008年8月13日~14日の一泊二日の山旅。
同行者は友人のNさん。
ルートは新穂高温泉駐車場~右俣林道~槍平小屋~槍ガ岳~ヒュッテ大槍(泊)~
中岳~南岳~南岳新道~槍平小屋~新穂高温泉駐車場
4:30 駐車場出発
5:00 穂高平避難小屋着
白出沢を通過 5:52
この沢を登れば奥穂高岳に行けます。
チビ谷、滝谷、南沢の難所を順番に通過し、槍平小屋に向かいます。
滝谷沢通過 6:58 北穂ドームと雄滝が見えます。
槍平小屋着 7:42
青空が広がってきました。
そろそろ樹林帯も終わりです。
登山道脇に救急箱が設置してありました。(帰りの南岳新道にもありました)
千丈乗越分岐通過 9:51
ここからジグザクに登って行きます。
幾重にも折り返すガラ道の傍らにはいろんな花が咲いていました。
前方には西鎌尾根が見えます。
登って来た道を振り返ります。
ずいぶん高度も上がり、飛騨乗越はまもなく。
槍の姿が見え始めてきました。
日本一高い峠、「飛騨乗越(標高3,020m)」着 11:10
槍の勇姿が大きくなってきました。
今日泊まる「ヒュッテ大槍」と手前の「殺生ヒュッテ」が見えます。
「槍ガ岳山荘」手前のテン場にはカラフルなテントがたくさんありました。
大きな槍をバックに写真撮影。
「槍ガ岳山荘」着 11:28
小屋の前のテラスで大休憩。
さて、いよいよ槍のテッペンを目指します。
多くの登山者が岩に貼り付いてよじ登っているのが見えます。
大きな渋滞も無く、恐怖感もほとんど無くあっさり登ったように記憶しています。
垂直のハシゴ登りは奥穂高以来です。
山荘が下方に小さく見えました。
小屋からの高度差は約80mくらいです。
日本で5番目に高い山「槍ガ岳3,180m」初登頂!12:06 ヤッター
15分くらい山頂を楽しみました。(視界はガスでイマイチ)
慎重に下り山荘に、短い休憩後、今夜の宿泊先「ヒュッテ大槍」に向かいます。
東鎌尾根を進みます。
この尾根道を進めば、いわゆる表銀座縦走で「大天井岳2,922m」~「燕岳2,763m」に行けます。
遠くに「ヒュッテ大槍」が見えてきました。
「殺生ヒュッテ」分岐点通過 14:04
まもなく到着。
到着 14:21
小屋は空いていてガラガラでした。(一晩ユックリ休めました)
夕方まで時間がたくさんありホントノンビリできました。
夕方5時半 幻想的な日没前の槍ガ岳を見ることができました。
夕食 ご馳走様でした。
翌日 2008年8月14日 6:00「ヒュッテ大槍」出発。
生憎の霧で、視界数メートル。
霧に霞んではっきり見えませんでしたが、
小屋近くの登山道にライチョウが数羽いました。ラッキー!
久しぶりに見た雷鳥。(メスかな?)
真っ白な世界の東鎌尾根を槍に引き返し、次は「大喰岳3,101m」に向かいます。
さらに次のピーク、「中岳3,084m」へ
ガスはまったく晴れず、景色ゼロのホワイトアウトの世界。
登山道脇に咲く綺麗な高山植物にかろうじて救われました。
次のピーク「南岳3,033m」手前の場所で休憩。
南岳山頂着 8:47
山頂からほど近い「南岳小屋」着 8:56
ここから南岳新道を下ります。
ほとんど人にすれ違いませんでした。
結構急坂で、登りには使いたくないな~と思いました。
雪渓をし通過して「槍平小屋」に出ます。
小屋からは昨日歩いた右俣林道を進み、新穂高温泉駐車場に向かいます。
途中、「藤木レリーフ」を通過。
藤木九三(ふじきくぞう)氏、明治から大正、昭和にかけて活躍した登山家です。
ロッククライミングが主だったそうで、北穂高岳滝谷の岩場を初登掌に成功しています。
ヨーロッパ モンブランやマッターホルンにも90年も昔に登り、ホントすごい人ですね。
下山後、「平湯温泉」に浸かりユックリ休んでから帰路につきました。
この登山を計画して誘ってくれたNさんありがとう!
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