2020年10月25日 (日)

焼岳登山 2020

2020年10月18日 日曜日 晴れ
近所のBBショップマスターと、山仲間の3人で信州 焼岳 北峰(2,444m)に登ってきました。
紅葉と初冠雪が同時に見れたラッキーな登山でした。
中の湯登山口 6:00出発
予想通り駐車場はいっぱい、道路わきにたくさんクルマが停まっています。

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平湯方面に雲海が広がっていました。
快晴の予感。

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最初の1時間程度は木漏れ日の差す樹林帯歩きです。

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樹林帯を抜けると素晴らしい景色が迎えてくれました。
此処から焼岳山頂にかけて冠雪してとても綺麗です。

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休憩した広場は大勢の登山者がいます。
足元の水たまりは凍っていてツルツル。
軽アイゼンを持ってくればよかったと後悔。
ここからヘルメットをかぶり出発!

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上高地に向かって右手に霞沢岳(2,646m)、左手に前穂高岳(3,091m)が見えてきました。

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青空と、笹の緑、真っ白な雪が混ざり最高の景色です。

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ゴロゴロとした石の中をユックリ登っていきます。
終始 凍った場所は無く岩の上や圧雪の上を歩きます。

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振り返れば、雲海が徐々に少なくなっているような・・・

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乗鞍岳(3,026m)が見えてきました。
こちらも冠雪して真っ白です。

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ズーム

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山頂に近づきつつあり、噴煙(水蒸気)が昇っているのが見ます。
硫黄のニオイが感じられるようになってきました。

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見上げれば、今にも転がり落ちそうな大きな岩の塊、チョット怖い感じです。

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噴火口近く 水蒸気の噴き出しが迫力満点。

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火口湖は凍っていました。

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三角形の山頂が特徴の笠ガ岳(2,898m)も真っ白。

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まもなく噴煙横を通過。

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振り返ると大勢の登山者が登っているのが見えます。

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噴煙の脇を通過

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振り返ると立ち入り禁止の南峰(2,456m)が見えます。

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山頂直下で休憩。
穂高連峰の山々が美しいです。
上高地と梓川の蛇行が見えます。

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いよいよ最後の山頂までの岩登り。
ゴロゴロした岩の間を慎重に登っていきます。
途中 噴出孔が見え、レモンイエローの硫黄が貼りついています。

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山頂到着
大勢の登山者で賑わっていました。
ざっと100名近くいた感じです。

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遠くに白山(2,702m)が見えました。

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尖がった槍ガ岳(3,180m)もバッチリ見えます。

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青空にイワシ雲が混ざってきました。

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寒い山頂でお湯を沸かして熱いカレーうどんを食べました。
それでもカラダは温まりません。
風が当たる場所はとても寒かったです。
充分に景色を楽しみ下山。
下山中、登りでは気付かなかった屏風のような岩に圧倒されます。

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日差しの差し込む林、黄色く色付いた葉が綺麗です。

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この謎の「廃棄自動車」横を過ぎれば登山口は間もなくです。

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下山12:00
6時間という短時間で往復できる手頃な山ですね。
帰宅前に楽しみにしていた「中の湯温泉」に入りました。
入浴者は少なかったです。
サラッとしたお湯で、露天風呂は最高ですね。

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下山中は雲が広がっていましたが、入浴後はまた青空が広がり、
素晴らしい景色を最後にもう一度楽しめました。

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露天風呂に浸かりながら、このような景色が楽しめます。
贅沢なお風呂でした。

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17年ぶりの焼岳、前回に劣らない良い思い出が増えました。
今回誘ってくれたBBショップマスターとNさんありがとうございました。

2020年10月17日 (土)

思い出の北アルプス登山 その7(2003年7月 焼岳)

今回は17年前の夏、上高地の入り口に聳える活火山「焼岳(2,455m)登山を振り返ります。
2003年7月12日 梅雨空の中 8:18 中ノ湯登山口を出発。
職場 山岳同好会仲間10名での楽しい登山でした。
仲間2人の結婚お祝い登山でもありました。
現役は私ともう一人だけで、ほかの皆さんは職場を去ってしまいました。
山岳同好会も自然消滅してホント寂しいなー!

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最初しばらくブナ林を登っていきます。
梅雨明け間近、ブナの青葉が濃くなっています。

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夏の高山植物もたくさん咲いていて目を楽しませてくれます。
「ゴゼンタチバナ」

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「ツマトリソウ」

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小休憩

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まだまだ花が楽しめます。
「ギンリョウソウ」

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「イワカガミ」

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「ツガザクラ」

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雨雲が低く垂れ込み、焼岳も雲の中です。

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樹林帯を抜け、山頂を目指します。

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「アオノツガザクラ」

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ずいぶん高度が上がってきました。
少し青空も見え始めテンションもあがります。

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山頂まであと少し。

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南峰が見えます。
こちらは危険地帯で山頂への登山は禁止されていました。

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岩肌から水蒸気が吹き出しているのが見えます。
活火山の噴火口近くに登るのは初めてでワクワクします。

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火口湖が見えてきました。
陽が差し込んでいればコバルトブルー色に見えるそうです。

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山頂直下で写真を撮ってもらいました。

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12:10 火口近くで食事タイム。

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楽しい食事を済ませ山頂へGO!
硫黄のニオイが立ちこめています。
ガス噴出孔は黄色く硫黄に覆われて、熱いガスが音を立てて吹き出していました。

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ガス噴出孔

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山頂にて!

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上高地側の眺め!
赤い屋根の「焼岳小屋」と「梓川」の蛇行がはっきり見えました。

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南峰方面の眺め(怖くて危なそうですね!)

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焼岳小屋方面に進めば割谷山経由で「西穂高岳(2,909m)や、
中尾峠を経て上高地に抜けられます。

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下山しながら名残惜しい山頂方面を振り返ります。

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道標を見落とさないように注意して「中ノ湯」方面に下山します。

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下山途中、仲間と記念写真。

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みんな元気かな~?
今でも山歩きしてるかな~?

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前穂高岳方面の眺め!

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登山口まであと1時間半程度。

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下山中も花を楽しめました。
「オオバミゾホオズキ」

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「シロバナニガナ」

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「花名は?」

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16:16 無事下山しました。
この後たぶん「平湯温泉」に浸かってから福井に戻ったように記憶しています。
楽しい登山、皆さんありがとう!

2020年10月 7日 (水)

思い出の北アルプス登山 その6(2008年8月 槍ガ岳)

今回は12年前の夏、憧れの「槍ガ岳(3,180m)」登山を振り返ります。
2008年8月13日~14日の一泊二日の山旅。
同行者は友人のNさん。
ルートは新穂高温泉駐車場~右俣林道~槍平小屋~槍ガ岳~ヒュッテ大槍(泊)~
中岳~南岳~南岳新道~槍平小屋~新穂高温泉駐車場
4:30 駐車場出発
5:00 穂高平避難小屋着

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白出沢を通過 5:52
この沢を登れば奥穂高岳に行けます。

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チビ谷、滝谷、南沢の難所を順番に通過し、槍平小屋に向かいます。
滝谷沢通過 6:58 北穂ドームと雄滝が見えます。

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槍平小屋着 7:42
青空が広がってきました。

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そろそろ樹林帯も終わりです。

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登山道脇に救急箱が設置してありました。(帰りの南岳新道にもありました)

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千丈乗越分岐通過 9:51
ここからジグザクに登って行きます。

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幾重にも折り返すガラ道の傍らにはいろんな花が咲いていました。
前方には西鎌尾根が見えます。

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登って来た道を振り返ります。

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ずいぶん高度も上がり、飛騨乗越はまもなく。
槍の姿が見え始めてきました。

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日本一高い峠、「飛騨乗越(標高3,020m)」着 11:10
槍の勇姿が大きくなってきました。

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今日泊まる「ヒュッテ大槍」と手前の「殺生ヒュッテ」が見えます。

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「槍ガ岳山荘」手前のテン場にはカラフルなテントがたくさんありました。

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大きな槍をバックに写真撮影。

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「槍ガ岳山荘」着 11:28

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小屋の前のテラスで大休憩。

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さて、いよいよ槍のテッペンを目指します。

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多くの登山者が岩に貼り付いてよじ登っているのが見えます。

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大きな渋滞も無く、恐怖感もほとんど無くあっさり登ったように記憶しています。
垂直のハシゴ登りは奥穂高以来です。

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山荘が下方に小さく見えました。
小屋からの高度差は約80mくらいです。

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日本で5番目に高い山「槍ガ岳3,180m」初登頂!12:06 ヤッター

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15分くらい山頂を楽しみました。(視界はガスでイマイチ)

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慎重に下り山荘に、短い休憩後、今夜の宿泊先「ヒュッテ大槍」に向かいます。

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東鎌尾根を進みます。
この尾根道を進めば、いわゆる表銀座縦走で「大天井岳2,922m」~「燕岳2,763m」に行けます。

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遠くに「ヒュッテ大槍」が見えてきました。

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「殺生ヒュッテ」分岐点通過 14:04

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まもなく到着。

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到着 14:21
小屋は空いていてガラガラでした。(一晩ユックリ休めました)

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夕方まで時間がたくさんありホントノンビリできました。
夕方5時半 幻想的な日没前の槍ガ岳を見ることができました。

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夕食 ご馳走様でした。

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翌日 2008年8月14日 6:00「ヒュッテ大槍」出発。
生憎の霧で、視界数メートル。

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霧に霞んではっきり見えませんでしたが、
小屋近くの登山道にライチョウが数羽いました。ラッキー!
久しぶりに見た雷鳥。(メスかな?)

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真っ白な世界の東鎌尾根を槍に引き返し、次は「大喰岳3,101m」に向かいます。
さらに次のピーク、「中岳3,084m」へ
ガスはまったく晴れず、景色ゼロのホワイトアウトの世界。

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登山道脇に咲く綺麗な高山植物にかろうじて救われました。

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次のピーク「南岳3,033m」手前の場所で休憩。

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南岳山頂着 8:47

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山頂からほど近い「南岳小屋」着 8:56

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ここから南岳新道を下ります。
ほとんど人にすれ違いませんでした。
結構急坂で、登りには使いたくないな~と思いました。

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雪渓をし通過して「槍平小屋」に出ます。

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小屋からは昨日歩いた右俣林道を進み、新穂高温泉駐車場に向かいます。
途中、「藤木レリーフ」を通過。
藤木九三(ふじきくぞう)氏、明治から大正、昭和にかけて活躍した登山家です。
ロッククライミングが主だったそうで、北穂高岳滝谷の岩場を初登掌に成功しています。
ヨーロッパ モンブランやマッターホルンにも90年も昔に登り、ホントすごい人ですね。

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下山後、「平湯温泉」に浸かりユックリ休んでから帰路につきました。
この登山を計画して誘ってくれたNさんありがとう!

2020年10月 4日 (日)

思い出の北アルプス登山 その5(2003年10月 立山)

今回はちょうど17年前、初めての立山登山を振り返った。
2003年10月5日 日曜日 晴れ
メンバーは会社の山仲間(山ガール3名と私)
前夜、クルマで立山駅まで移動。
車中で仮眠後6:30ごろの始発のケーブルカーに乗ったように思う。
美女平で高原バスに乗り換え、立山室堂到着 8:00ごろ

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室堂ターミナルから外に出ると昨夜降った雪がうっすら。
気温は0℃近かったと思う。
玉殿(たまどの)湧水を飲み出発

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天気は快晴! テンションが上がる。
まずは一の越山荘に向けて出発。

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山荘手前の「祓堂」で小休憩。
奥に見える山は浄土山(2,831m)、立山3山のひとつだ。

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登ってきた登山道を振り返る。

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龍王岳(2,872m)方面の眺め

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出発から1時間ほどで「一の越山荘」に到着

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此処から立山山頂(雄山3,003m)までほぼ直登。
雪で滑らないよう慎重に登った。
山頂の雄山神社が見えてきた。

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雄山山頂到着10:03

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仲間と記念写真

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しばらく休憩して絶景を楽しんだ。
薬師岳(2,926m)、黒部五郎岳(2,840m)方面の眺め、槍ガ岳(3,180m)や笠ガ岳(2,898m)も見える。

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黒部湖と後立山連峰

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登山者(参拝者)は少なかったように記憶している。

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このあと終日良いお天気に恵まれた。

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次は立山の最高峰 大汝山(3,015m)を目指す。
出発してすぐ雄山神社を振り返ると雲海がきれいだった。

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岩肌には「エビのしっぽ」がたくさん貼りついていた。
昨夜は風雪が強かったようだ。

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前方に別山(2,880m)、その奥に剱岳(2,998m)が見え始めてきた。

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この先ずっと左手に山崎カール~室堂方面の雄大な景色を眺めながら水平な道を歩く。

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まもなく大汝山だ。

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大汝山到着 10:47

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快適な尾根道を歩き、次の目的地 真砂岳に向かう。

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真砂岳を過ぎ、内蔵助山荘で休憩 12:47

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小屋の前にて

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次の目的地 別山(2,880m)に向かう。
緩やかな登りが続く。

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別山到着 13:48

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いままで歩いてきた尾根を振り返ると素晴らしい眺めだった。
さっき通過した雄山が遠くに見える。

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ここは剱岳を眺めるには最高の場所だね。

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当時愛用のザック

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ここから右手に剱岳を眺めながら尾根を歩き「剣御前小屋」に向かう。

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剣山荘が小さく見えた。
このルートでいつか剱岳に登ってみたい。

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剣御前小屋を通過し、ゴールの室堂ターミナルに向かうため雷鳥沢に下った。
初めて登った立山、その後数回登ったがいずれも天気に恵まれ、
大好きな山のひとつとなった。

2020年10月 3日 (土)

ツリフネソウ咲く10月の「文殊山」

10月2日(金曜日)
午後からの用事を済ませ、夕方から約3ヵ月半ぶりに文殊山を歩きました。
マウンテンバイクで出発!
自宅近くの秋桜、青空に映えきれいでした。

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国道8号線近くの北陸新幹線高架、着々と建設は進んでいました。

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文殊山近くの建設現場。文殊山トンネルも貫通しているそうです。

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文殊山麓、真っ白な蕎麦の花が満開でした。

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文殊山登二上山口 歩き始めてすぐに「ツリフネソウ」の群生が!
ちょうど見頃で、ピンクの花がたくさん咲いています。

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花が釣り下がるように咲くことからこの名前になったようですね。

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大文殊に建つ御堂は再建中。(数年前の台風で全壊し撤去)
まもなく落成かな?
以前のお堂に使用されていた建材の一部が使用されていた。

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御堂脇に面白いカタチの実がなっていた。(名前は不明)

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遠く白山、別山もはっきり見えた。まもなく初冠雪だろうな~!

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福井市方面を眺めると、新幹線の高架が1本につながってきた。
2023年春の金沢~敦賀間開業まであと2年半、この場所から新幹線を眺めるのが今から楽しみです。

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帰り道、かわいいオレンジ色の花が田んぼの畔に咲いていました。
花の名前は不明です。
最近 花の写真をアップすると名前を教えてくれるアプリ(無料)があるようなので活用してもいいかなーと思っています。

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帰宅するころちょうど日没で、きれいな夕焼けを楽しめました。

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中秋の名月鑑賞 2020

2020年10月1日(木曜日)
今日は中秋の名月の日。
月齢14.7で本当の満月は2日の午前6時だそうです。
久しぶりに足羽山ナイトウオークを兼ねて月見を楽しみました。
涼しくなり、これからしばらくが快適なウオーキングシーズンですね。
自宅近くの川に写る月あかり

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足羽山手前の「おさごえ民家園」では月見のイベントが催されていましたが、
今日は山の上から月を眺めたくてスルーしました。
足羽山動物園「ハピジャン」近くの駐車場から赤十字病院方角を眺める。
そういえばこの病院のある地区名が「月見町」

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今夜は月を見る人が多く歩いていると思ったが、ほとんど人とすれ違わなかった。
虫の鳴き声も落ち着き始め、秋の深まりを感じます。

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毎年紅葉を楽しんでいるモミジもまだまだ緑色。

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継体天皇銅像脇でボーっと静かな時間を潰す。

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足羽神社横の「愛宕坂」展望所から福井駅方面を眺め、きれいな月を楽しんだ。
月の左斜め下方向にある明るい星は火星だろうか?

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下山して今度は足羽川にかかる「桜橋」の上から月を眺める。

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「幸橋」まで移動して、由利公正銅像横で眺めた月。
明治時代、この場所から月見を楽しんだ人はきっとたくさんいただろうな~!

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きれいな月を眺めながら帰宅しました。

2020年9月27日 (日)

思い出の北アルプス登山 その4(2004年7月 白馬岳)

今回も16年前の記録。
2004年7月の白馬岳(2,932m)登山を振り返る。
この年は北アルプスにいっぱい登っていたな~!
2004年7月31日(土)~8月1日(日)の1泊2日。
メンバーは会社の山岳同好会数名、ルートは猿倉荘を起点のルート。
猿倉荘~大雪渓~白馬岳~白馬大池~栂池ゴンドラリフト(下山)
7月31日 7:55 猿倉荘出発
青空も見えまずまずのお天気。

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樹林帯を歩き始めて約1時間、大雪渓の入り口「白馬尻小屋」到着。

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いよいよ楽しみにしていた雪渓歩きだ。

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アイゼンを装着して滑らないよう気を付けながらユックリ登った。

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所々雪渓が裂け、ルートを外さないよう慎重に歩いた。

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途中、大雪渓を振り返る。
だいぶん高度が上がったな~

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葱平(ねぶかっぴら)あたりで雪渓は終わり、夏道の斜面に取りつく。
ここからしばらくはお花畑が広がり、いろんな花がたくさん咲いていた。
「クルマユリ」

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「チシマギキョウ」

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「ミヤマタンポポ」

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「タカネシオガマ」

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「ハクサンフウロ」

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「ミヤマトリカブト」

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「タカネナデシコ」

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「イワギキョウ」

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「ミヤマアキノキリンソウ」

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どんどん高度を上げていく。
標高2500m付近通過

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この先は道幅は広くなるが、急な階段がありジグザグに登りきると、
白馬岳頂上宿舎の建つ主稜線に出る。
稜線に出るといきなり眼前に「杓子岳」と雪倉岳、朝日岳方面の景色が現れた。

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白馬岳頂上宿舎(白馬山荘)が見えてきた。

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白馬山荘到着 15:00

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小屋泊りの手続きを済ませ、着替えた後山頂に向かう。

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山頂近くに松沢貞逸氏のレリーフがあった。
明治の終わりに白馬山頂に山荘を建て、白馬観光開発の父と呼ばれてる。

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山頂はガスに包まれ展望はなかった。
明日のご来光と快晴に期待しよう!

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山荘に戻り、遅い昼食。
簡単なBBQでメンバー同士で盛り上がった。

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21:00の就寝時刻前に外に出てみた。
当然何も見ない。(星空は?)

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8月1日 3:40起床
ご来光を眺めるため出発の準備を始めた。
山頂に4:30ごろ到着。日の出前の朝焼けを楽しんだ。

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周りの山々がモルゲンロートに染まり、まもなく太陽が昇る。
大勢の登山者が御来光を楽しみにしている。

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立山連峰もスッキリ望め、剱岳が尖がっていた。

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5:04 太陽が顔を出した。

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雲海がきれいだ!

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周りが一気に明るくなった!

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ご来光を満喫し山荘に戻り朝食を摂る。

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さあ「白馬大池」に向けて出発だ。
白馬山頂から白馬大池方面の眺め。

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途中で白馬岳を振り返る。

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夏山特有の雲が山肌に沿って這い上がってきた。

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白馬岳をバックに写真を撮ってもらう。

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白馬大池までの快適な稜線歩き。

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白馬大池が見えてきた。

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到着時、池は霧に包まれていた。

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池の周りには「ハクサンコザクラ」がたくさん咲いていた。

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大休憩の後、天狗原を越え栂池自然公園まで歩く。
出発時、霧が晴れ池をきれいに見ることができた。

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途中の樹林帯で見つけた「タカネバラ」の花

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「ゴゼンタチバナ」

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白山に負けず劣らない豊富な花が魅力の「白馬岳」
この後、数回登ったのでまた登山記録としてアップしよう!

2020年9月26日 (土)

思い出の北アルプス登山 その3(2004年8月 劔岳)

今回は16年前 8月の劔岳 初登山を振り返る。
2004年8月8日 日曜日 快晴
クライマー憧れの山の一つ「剱岳(2,998m)」に単独で登った。
登山ルートは馬場島を出発する早月尾根
北アルプス三大急登の一つと言われている。
馬場島標高760m 早月小屋2,200m 剱岳2,998m
登山口から山頂までの標高差2,238m、距離8.3KMに及ぶロングコースだ。

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車中泊後4:57出発、日の出前でまだ暗い。

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7:22 早月小屋まであと1Km地点。いいペースだ。

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小屋手前の登山道わきに池があった。

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絶好の登山日和。夏の太陽光が容赦なく降り注ぐ。

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早月小屋が現れ、奥に見えるのは「前劔(2,813m)」
いよいよ剱岳が近づいてきた。

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早月小屋到着8:00、登山口から3時間3分。

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小屋から眺める毛勝山(2,414m)

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10分ほど休憩、周りの景色を楽しんだ。

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これから登る早月尾根上部、ゴツゴした劔山頂が見える。

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しばらく高山植物を楽しみながら快適に登った。
リンドウ

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空は真っ青!

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尾根を見下ろせば小屋が小さく見えた。
ずいぶん高度が上がりまもなく2,600m地点だ。

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2,600m地点通過 9:28

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景色が劔岳らしくなってきた。

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山頂が近づいてきたが、まだかなり高度差がある。

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カニのハサミ通過(鎖場)
慎重に通過。

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少しガスってきた。
かわいい「ウサギギク」が目を楽しませてくれた。

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「タカネツメグサ」

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切れ込んだ谷を見下ろすとぞーっと寒気がする。(チョット怖かった)

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緊張して歩いてきた稜線を振り返る。

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山頂への標識が見えてきた。

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まもなく山頂だ!

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山頂到着11:10
登山口から6時間13分だった。

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偶然 無名山塾主宰の岩崎元郎氏にお会いした。
NHKの登山番組に出ていたので知っていた。
一緒に登頂記念撮影。

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山頂は雲の中で立山などの展望は全く無し。
いつかリベンジしよう!
12:11下山開始

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下山中は花の写真を撮りながらユックリ歩いた。
「ミヤマアキノキリンソウ」?

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所々にクサリ、慎重に下る。

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「イワギキョウ」

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「イワツメグサ」

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「ヨツバシオガマ」

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この花は図鑑で調べてもわからなかった

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「トウヤクリンドウ」

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「オオハナウド」?

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「ミヤマイワニガナ」

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「トリカブト」

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「タテヤマリンドウ」

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「タカネマツムシソウ」

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「チングルマの綿毛」

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14:26 早月小屋到着 山頂から2時間46分
チョット休憩

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ここからウンザリするくらいながーい下り。
馬場島登山口到着 16:40

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日帰り劔岳 コンプリート。
総歩行時間11時間43分だった。
剱岳初登頂 あ~~疲れた!

2020年9月25日 (金)

思い出の北アルプス登山 その2(2001年8月 蝶ヶ岳&常念岳)

今回は19年前 2001年の登山を振り返る。
2001年8月25日(土)~26日(日) たぶん晴れ!
1泊2日。(常念小屋泊)
行き先は北アルプス「常念岳(2857m)」
ピラミッド型が特長的な山だ。
麓の町は松本市や安曇野市で、安曇野のシンボルとされている。
この時は標高差1600mもある三股登山ルート(上級者向け)を会社の山岳登山同好会4人とで歩いた。
(MKさん、ITさん、TIさん、私)
写真を見ると皆さん若ーい!(何せ19年前だもんね)
今では懐かしく思い出の「SONYサイバーショット」デジカメ画像データによれば出発は6時ごろ。
この橋を渡りまずは最初の目的地「蝶ヶ岳(2677m)」を目指しスタート

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こんな道を歩いたんだ。ほとんど記憶に残っていない。

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サンカヨウの実の写真があった。
この頃からいろんな植物の写真を撮っていたことがわかる。

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蝶ヶ岳ヒュッテ到着 11:00ごろ

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北アルプスの展望台と呼ばれるだけあり景色は最高。
穂高、槍がバッチリ、素晴らしい眺めを楽しんだ。

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自分を撮影。当時の服が懐かしい。

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山荘近くでBBQ。記憶が蘇ってきた。
食品の荷物重かっただろうな~。
30代半ば、今思えば若いから出来たと思う。
当時こんなサングラス掛けていたんだな~!

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蝶ヶ岳ヒュッテ前でのスナップ写真

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このあと常念岳を目指し歩き始める。
蝶ヶ岳山頂着 13:09

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ここから常念岳までのロングコース。

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上高地 横尾方面への分岐点着13:33

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今よりも20歳若かったから、軽快に歩いていたと思う。

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松本、安曇野市方面が見えてきた。

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常念岳が近づいてきた。噂通りピラミッド型でカッコいいね。

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常念岳手前の尾根で休憩中の自分

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まもなく常念岳だ!

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当時使用していた60リットルザック。
当時これを背負って北アルプスを駆け回っていたな~!!

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常念岳(2857m)山頂到着18:00

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山頂で記念撮影

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このあと常念小屋にチェックイン。
小屋到着が19時半ごろとなってしまい、小屋の主人に厳しく叱られた。(行動計画が甘い!)
小屋には16時ごろまでに到着が基本だ!(反省)
8月26日 早朝、御来光を見るため山頂へGO!
5時ごろに小屋を出発

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いつ見てもご来光は神秘的だ。

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太陽が顔を覗かせ、槍ヶ岳がはっきり見えた。

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ご来光を楽しみ小屋に戻る。

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小屋前の階段

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小屋の入り口上部の看板

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小屋前で記念撮影。
着ているシャツはお気に入りで、大事に保管し今でもたまに着ている。

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下山途中にきれいな「ヤナギラン」を発見。
この花の名前が知りたくて高山植物図鑑を数冊買い、
これがきっかけで高山植物にハマったな~!

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登山記録のデジカメデータが残っているのはこの山あたりまで。
これ以前はアナログな写真プリントが頼り。
今週末に古いアルバム開き、懐かしい登山に没頭した当時を振り返ってみよう!

2020年9月24日 (木)

思い出の北アルプス登山 その1(2004年10月 奥穂高岳)

シルバーウイーク中に過去の登山記録を見返した。
今回は16年前の奥穂高岳(3190m)登山を振り返る。
当時はスマホなど無く、デジカメの性能も低かったけど写真は割ときれいに撮れていた。
あの頃はとにかく有名な山に次々と登りたい時期であった。
2004年10月17日 日曜日 快晴
会社の先輩クライマー Kさんと2人で行動。
前夜越前を出発、新穂高温泉駐車場の近くの熱々の源泉のお湯を汲みカップラーメンを作った記憶が蘇る。(温泉で作るカップ麺は初体験)
細かな記憶は残っていないが、デジカメの撮影日時データによれば、
駐車場から右俣林道を進み5:58に白出小屋に到着。
ここを右に曲がり白出沢を目指し樹林帯に入っていった。
(真っ直ぐ行けば槍平~槍ヶ岳)
恐らくまだ暗い5:20ごろに駐車場を出発したと思われる。

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白出小屋(無人小屋)

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樹林帯の合間から青空の下、笠ヶ岳(2897m)が朝陽に輝いて見えた。
この山も15年以上前に職場の同僚10人近くのグループでで登った。
写真記録が残っていたらまた今度アップしよう!

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白出沢にかかる「重太郎橋」を慎重に渡る。

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橋を渡り終えれば岩切道が待っている。

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いよいよ白出沢のながーい登り。岩屑の急坂が始まり、はるか先に白出ノコルが小さく見え始める。
数日前?に積もった新雪があり滑らないように慎重に進んだ。

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空は快晴だ!

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コルに建つ穂高岳山荘が間近に迫ってきた。

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穂高岳山荘到着 10:37 駐車場出発から約5時間20分だった。

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小屋の前で写真を撮ってもらった。
16年前の自分だ。若いなー!あの頃に戻りたい。

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小屋は営業中でチョッと中を覗いてみた。
一泊二食で8800円と書いてあった。
確かここで記念登山バッチを買ったと思う。

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小屋の後、今登ってきた白出沢越しに素晴らしい笠ヶ岳の眺めを楽しんだ。

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上高地側に目を移せばこちらも絶景。この山は霞沢岳(2646m)かなー?

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さていよいよ核心の奥穂高岳山頂への登り。
うっすら雪もあり緊張した中で登ったと思う。
いきなりクサリと鉄ハシゴ。

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真っ赤な屋根の小屋が眼下に、高度感が半端ない!
目の前には涸沢岳(3110m)

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雪のある部分は慎重に進む。

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太陽が眩しいくらい良いお天気だ。

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こんなところにケルンが!

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まもなく山頂だが、つい絶景に見惚れ足が止まる。
クライマーの憧れの山 槍ヶ岳(3180m)が格好いい!

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涸沢カールと涸沢小屋、蟻地獄みたいに見える。

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前穂高岳(3090m)の険しい岩稜。
こちらはまだ歩いたことが無い。

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前穂高岳(3090m)

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登山道脇に変な顔の「雪だるま」
ちょっと笑えてホットする。

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まもなく山頂だ!

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11:50山頂到着 駐車場から6時間半かかったと思われる。
劔岳 早月尾根の登りと同タイムくらいかなー?
山頂の祠で写真を撮ってもらった。
なぜかこの頃はピースポーズが多い!

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この日は山頂には私とK先輩だけだったと思う。
静かで風のない穏やかな山頂を楽しんだ

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山頂からも360度の絶景を堪能した。
西穂高岳(2909m)方面
馬ノ背(ナイフリッジ)やジャンダルムが間近に見える。

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ジャンダルム

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逆層スラブでナイフのような鋭利な上級者向けの尾根道だ。
西穂高岳から奥穂高岳の間のこの登山道は険しく、怖くて私は恐らく一生歩かないと思う。

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座標版で周囲の山を確認。

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上高地を見下ろすこの高度感が素晴らしい。さすが奥穂高岳だ。
遠くに乗鞍岳(3026m)が見える。

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座標版の向こうに槍!

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遠く中央アルプスもはっきり望めた。

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涸沢岳が目の前だ、山頂の標識がはっきり見えた。

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美しい紅葉を楽しみながら白出沢道を下山。

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白出小屋到着 16:52

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たぶん駐車場到着は17:40頃だったと思う。
およそ12時間半かけての登山を満喫した。
これ以降奥穂高岳には登っていない。
体力がまだある今のうちにもう一度登りたくなってきた。